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医療経営士

【医療経営士試験レビュー】受験者数と合格率の考察と未来予想

更新日:

グラフを説明する女性

みなさん、こんにちは。

さて、2018年10月に第25回医療経営士3級試験と第16回医療経営士2級試験が行われました。

試験を受けた結果が良かった人、期待したものではなかった人、受験者には二通りの結果があったわけですが、いかがだったでしょうか。

3級も2級も合格者数が不合格者数を下回る合格率設定のため、残念な結果になっている人の方が多いというのが現実です。

合格した方は上位の級を受けるかどうか、不合格だった方は再受験をするかどうか、頭を悩ませるのではないでしょうか。

私は2級試験の初回受験時は第1分野のみ合格してしまったため、第2分野を再受験するか悩みました。

悩んだ結果、第1分野合格の有効期限である2年を超過したという経験の持ち主なので、再受験するかどうかは悩む気持ちはわかるつもりです。

 
一念発起して上位級を目指したり、同級の再受験をしたりするかどうか。

医療経営士資格の今後の行く末はどうなるのだろうか。

今回は第1回から現在までに行われた医療経営士3級試験の受験者数や合格者数を考察し、個人的な独断で医療経営士資格の未来を占ってみました。

 

 

医療経営士受験者

まずは医療経営士の受験者をみてみます。

ざっくりと受験者を知ることで、今後医療経営士資格保有者が増えるのか、将来尻すぼみになるのか、なんとなくわかる気がしますね。

まぁ資格は希少価値がある方がいいこともありますが、あまりにも少ないと「なにそれ?」ということにもなりますから、ある程度の規模はあった方がいいと私は考えます。

ではまずは医療経営士3級試験の受験者数・合格者数をみてみましょう。

 

試験回申込者数受験者数合格者数合格率(%)
第1回52950339077.5
第2回51740828168.8
第3回36633024072.7
第4回4724189723.2
第5回52548725552.4
第6回57952626650.6
第7回66459026544.9
第8回91485327231.9
第9回96184527832.9
第10回103992532334.9
第11回1358115550443.6
第12回1519131058844.9
第13回115397239240.3
第14回107796039040.6
第15回1262108946843.0
第16回1175102347146.0
第17回1339115652545.4
第18回1320115654547.1
第19回1622143365745.8
第20回2498224587338.9
第21回43264035192447.7
第22回48864512203445.1
第23回40093686174847.4
第24回29272519115145.7
第25回26192219101245.6

日本医療経営実践協会HPをもとに筆者編集

 
さて、この表でのポイントは医療経営士3級試験の受験者数は第1回から増加してきたものの、第22回をピークに減少しているということです。

第22回と第24回では約2,000人も減少しています。

これは何を意味するのでしょうか。

おそらく第21回と第22回のタイミングで企業が受験を推奨したことなどが原因と考えます。

第21回の受験者数の急増が異常ですからね。

 
第25回の受験者数は2219人ですが第20回とほぼ同数なので、この程度で安定するか、さらに減少していくかの流れをみるのに第26回の受験者数は要チェックとなるでしょう。

私としてはここ数回、申込をしても受験をしていない人が400人ほどいるということが気になりました。

受験申込はしたものの、受けるかどうか再度悩んで結局は受験料を振込せずに受験しなかったという人達なのかもしれませんね。

とはいえ、この記事の最後にまとめていますが、受験するなら早く受けてしまった方がいいと私は考えます。

 
まぁそれはどうでもいいとして、合格率に目を向けると最近は40%台で推移しています。

 
第1回から第3回までは約70%と高い合格率でした。

しかし、第4回はなんと合格率23.2%と、それまでからは考えられない低い数字となっています。

おそらく第3回までの合格率では合格者を出し過ぎるということで問題が難しくなったと予想されます。

受験者も、まぁ70%程度は合格する試験だからそんなに難しくないよねと思っていたでしょうね。

第4回の受験者はかなり悲惨なタイミングだったと言わざるをえません。

さて、3級試験の合格基準は総得点の6割程度とすると日本医療経営実践協会のホームページに明記されていますが、受験者数が1,000人程度でも4,000人程度でも合格率が変わっていません。

そのため私は、ある程度合格率が設定されていると考えています。

医療経営士試験はマークシートなので機械採点をするでしょうから受験者の点数を操作するのは難しいでしょう。

6割程度の正答率になる受験者を40%台にコントロールするためには、受験者の解答がばらけるように、難しい問題を出題する必要が出てきますね。

ということで、最近は医療経営士3級試験でも「問題が難しい!」という声がたくさん聞こえます。

 
例えば「医療法1条で記載されていないのはどれか?」というような問題が出ることがあります。

医療経営士3級試験の目的は「医療および医療経営に関する基礎知識、倫理/モラルにつき、「医療経営士 3級」像に鑑み、その習得・到達度を測ることを目的とする。」とされていますが、果たして上記のような問題は目的に適した問題なのでしょうか。

あくまで私個人の見解ですが、正答率を下げるために難題が出題されていると考えざるをえない状況ですね。

 
まぁ合格率を先に決めてしまえば受験者の点数がいくらであろうが、上位40%を合格にすればいいだけです。

難しい問題を多くしておいて平均正答率を5割程にしておけば、受験者が「答えがわかったのは4-5割かなぁ。落ちたかもなぁ。」と思います。

ところが上位40%を合格としたときには正答率5割でも合格になる場合が出てきますね。

受験者とすれば、正答率5割であったとしても合格であれば嬉しいわけですからなんら問題にはなりません。

 
一方で簡単な問題が多くて平均正答率が8割程になってしまったらどうなってしまうでしょうか。

受験者は「答えは7割近くはわかった!こりゃ合格だ!」と思いますね。

しかし、上位40%を合格とすると正答率7割では不合格になるかもしれないわけです。

7割正答した自信があるのに不合格になってしまったら合格者としては「ふざけんな!」という気持ちになってしまいますね。

ということで問題は難しく設定し、正答率が下がるように作られているのだと考えます。

また、自己採点ができないように、再試験対策がしにくいようにと問題を回収するもの理にかなっていますね。

ということで、正答率6割を目指さず1問でも多く他の受験者より正答できるように勉強しておきましょう。

 

職業別受験者数

医療経営士3級試験の受験者を若干細かくみてみました。

日本医療経営実践協会はホームページ上で、過去の医療経営士試験の受験者や合格率などのプレスリリースを公表しています。

そこからわかることの個人的見解です。

プレスリリースでは受験者数と合格者数の他にも職業別構成が示されています(年齢別や男女別、都道府県別もあります)。

職業別構成は、第25回を見ると病医院勤務者、医療関連企業勤務者、医薬品製造・卸売、金融機関、大学生・短大生、その他(個人等)となっています。

これら職業別構成の受験者数などの歴史をまとめてみました。

 

金融機関

金融機関からの受験者数は第24回までは300-400人と安定していましたが、第1回から第6回までは構成に記載されていませんでした。

2012年11月に行われた第7回から金融機関の受験者数が記載されています。

つまり、この頃から金融機関受験者が増加したのだと考えられます。

第12回に金融機関の受験者数は857人とピークに達し、その後は前述の通り安定した受験者数でしたが、第25回の受験者数は191人と200人を割り込んでしまいました。

第7回で構成に組み込まれるようになってから200人を切るのは初めてのことです。

医療経営を勉強したいという金融機関の方の数が毎年ガンガン増加するとは考えにくいので、ある程度飽和してきたのかもしれません。

 

医療関連企業勤務者

第1回目から医療関連企業勤務者と表されているのですが、おそらくその中心はMR・MSだと考えます。

ここにさらに医療機器関連企業の方などが入っているのでしょう。

ちなみに最近MSの受験者が増えてきたとみえ、第24回から医薬品製造・卸売という職業構成が新たに登場しています。

医薬品製造・卸売はそれまで医療関連企業勤務者に含まれていたと考えられます。

さて、医療関連企業勤務者は第12回に400人程度となり、その後も同じ様な数できていたのですが、2017年3月の第20回で爆発的に増加します。

第19回の受験者数は483人だったのに対し、第20回は1,335人です。

その後も増え続け、第21回は2,931人、第22回は3,570人、第23回は2,712人と他職業を寄せ付けない圧倒的受験者数を誇ります。

私は毎月15人程度のMRさんとお話ししていますが、MRさん達が自ら進んで医療経営士試験を受験しようとは思わない気がするので(笑)、この増加は企業命令的なやつの影響だと考えます。

例えば、MSが多く所属しているアルフレッサホールディングスが2017年5月に医療経営士資格の取得を推進することを発表したことなどがあります。

第21回からの増加は目を見張りますが、第21回が行われたのは2017年7月ですからね。

しかし、この医療関連企業勤務者受験バブルは長くは続かないでしょう。

またまたアルフレッサホールディングスの話になりますが、同社は2018年5月の時点でグループのMSの医療経営士合格者数が1,153人になったと発表しています。

この数はグループ全体のMSのおよそ3分の1に達したとのことです。

ということは、あと数年もたてばアルフレッサホールディングスのMSにおける医療経営士はほぼ飽和しますね。

 
また昨今の医療費高騰への対策としてのジェネリック品の普及などを含めて、医薬品関連業界は苦しい立場なので、早期退職者を募ったり、新規採用を絞るなどが行われており、MRやMSの絶対数は減少しています。

つまり、医療経営士の合格者数は増えいく一方で、受験者の絶対数は減っていくわけです。

そういった意味では、どこまで受験者数が減って安定するのか、今後の受験者数の動向は要チェックです。

 

病医院勤務者

病医院勤務者は事務職の方を中心として医師や看護師、薬剤師などだと推測します。

第1回から第25回にわたって200-350人程度で推移しており、最近も目だった変化はありません。

病院はいわゆる不況にも強いからでしょうか。

安定した推移をしてしており考察が楽しくありません。

医療経営実践協会としては受験者数があまりにも少なくなると困るので、この安定した受験者を確保できる病医院勤務者はありがたい存在だと考えられます。

今後受験してくれるかもしれない潜在的受験者の数は他職業より圧倒的に多いでしょうから、受験者を増やしたい立場の方は、このカテゴリーの人々がいかに受験をしたくなるか、の営業活動がポイントとなりそうですね。

 

その他(個人等)

あくまで予想ですが、例えば弁護士の方などなのでしょうか。

ここは最近は200人前後で推移しています。

特徴を捉えることができないカテゴリーなので軽く流します。

 

今後の予想

さて、医療経営士の受験者数・合格率は今後どうなるのでしょうか。

受験者数は減少することはあっても増えていくことはないと予想されます。

3級に一度合格してしまえば年会費や更新費用がアホらしくなった人を除けば、資格を失うことはありません。

維持費用が無駄と考えて資格を手放した人は、もちろん再度受験することはないでしょう。

最近の医療経営士試験の受験者数を支えてきたMRやMSの絶対数は減少するわけですから、受験者数4,000人台のMR・MSバブルはもうこないと予想されます。

上述しましたが、医療経営士を推進する方々が医療機関関連(事務職、医師、看護師、薬剤師のほか、さまざまなメディカルスタッフ、介護関連職員など)の受験者数を増やすことができれば、再度医療経営士お受験バブルが到来するかもしれませんが。

受験者の絶対数が減ってしまうと、試験を企画する側は受験料としての収入が減ってしまいます。

テキストや直前講座での稼ぎも減ってしまいますね。

受験者数が増えないのに合格者をどんどん出すわけにはいきませんから、合格率は現在の40%台よりさらに絞られるかもしれません。

また受験者が減ると地方の受験会場はなくなってしまう恐れもあります。

札幌、盛岡、仙台、金沢、高松、鹿児島、沖縄では受験できなくなってしまうのではないでしょうか。

地方在住の方は受験会場までの交通費、さらには宿泊費なども用意しなくてはいけなくなる恐れもでてきます。

ということで、医療経営士3級試験を受けるのであれば早めに合格してしまった方がよさそうですね。

それではまた!

 
 

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