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医療経営士

医療経営士試験のテキストは必要か?

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テキストを読み疑問を持っているイラスト

医療経営士試験受験を検討している皆様、こんにちは。

管理人のらいおんです。

さて今回は、医療経営士試験勉強をするにあたって何かと話題になる正規テキストについて、その必要性を考えてみました。

何故ここで必要性について考えるのでしょうか?

そして、何故このページを見る人がいるのでしょうか?

それは、テキスト代が高い!と感じる人が多いからです。

このページを見ているあなたもテキスト代を見て、「う~ん、どうしよ…」となったのではないでしょうか。

どの級を受けるかでテキストの必要性は大きく変わってきますので、まず今回は受験者が多いであろう医療経営士3級試験対策としてのテキストの位置づけを個人的主観で評価します

※あくまで私の経験をふまえた個人的見解ですので、最終判断は自己責任でお願いいたします。

 

医療経営士3級試験には必要ない!?

医療経営士3級試験対策として、日本医療経営実践協会では医療経営士初級テキストを推薦テキストの一つとして紹介しています。

医療経営士テキスト第3巻

初級テキストは全8巻あり、試験問題はこのテキストの内容を中心に出題されるということから、試験対策としてこのテキストを読み込むことは王道であり、大切であることはいうまでもありません。

がしかし、冒頭で述べたようにテキスト代は決して安くなく、気軽に「おっ、これがテキストか~、買っちゃおっ!」とはいきません。

 

テキスト代は高い!?

そのテキスト代ですが、第1巻から第8巻までの全8巻あり、1巻につき2,750円(本体+税)となっています。

日本医療企画オンラインブックストアでは全8巻のセット販売もありますが、22,000円となっており、セットで購入しても全く割引のない値段設定です。

この1巻2,750円、全8巻22,000円を高いと感じるかどうかですが、管理人は「えっ、高っ!!」と感じました。

そのため、テキスト購入はいったん保留として、他に勉強や対策となるものがないか探したものです。

今はヤフオクやメルカリ、アマゾンなどでも販売されていますが、それでも10,000円は覚悟しなくてはいけません。

 

ちなみに当サイトでは無料で読める医療経営士3級試験対策のまとめシリーズを作成していますので、一度目を通してみてください。

さらに、最近は医療経営士試験の情報も増えてきましたが、私が医療経営士3級試験を受けた当時は対策となる本や資料などの情報はほとんどありませんでした。

 

※日本医療経営実践協会の会員であれば割引があり3級テキスト全8巻を17,600円で購入することができますが入会金として10,000円かかります。とはいえ医療経営士3級を名乗るためには結局入会しないといけないため、必ず医療経営士を名乗るぞという人がテキストを購入する場合は入会後がお勧めです。ちなみに入会後は『なるほどなっとく医療経営士Q&A50(定価3,300円)』も会員価格2,640円で購入できます。

 

医療経営士3級試験の救世主

結局、その当時の私は何に行きついたかというと、「なるほど、なっとく医療経営Q&A50」と「予想問題集」になります。

まぁこの二つは今でも3級試験対策のほぼ主役ではないでしょうか。

この二つについての紹介は、いたるところで散々されているのでここでは割愛しますが、結論を言ってしまうと私はこの二つで医療経営士3級試験に一発合格しました。

その時の試験が簡単だったのかというと、合格率は40%台で最近のものとほぼ変わりありません。

一応、私は医療機関勤務なので実体験からくる知識が役立ったのはあると思いますが、医療経営士3級試験は医療経営の基礎知識の取得を目標としているものであり、「基礎知識」であればテキストでなくてもある程度は学ぶことができると感じました。

テキストは購入しませんでしたが、「なるほど、なっとく医療経営Q&A50」と「予想問題集」が私の救世主となったのでした。

あくまで個人的な感想ですが、予想問題集は電子書籍であり、もう少し使い勝手がよければ最高だなと思います。

スマホでできる医療経営士問題集」を作成しました!

ブラウザ上で動く、全く新しいタイプの問題集です。

ぜひチェックしてみてください!

問題集の広告

ということで、医療経営士3級試験対策であればテキストなくてもいいかもね、という感覚です。

と、ここまでが2019年3月に行われた医療経営士3級試験以前の感想です。

それ以降の医療経営士3級試験の出題を見ると、テキストに記載してある細かいところを突いてくる出題が少なくありませんでした。

私が使用していたQ&Aと予想問題集だけでは正答にたどり着くのが難しい印象です。

じゃあテキスト買って読んでいたら解けるのかというと、テキスト8巻の全てを覚えるのは難しいので、結局解けていたかは謎です。

困ったものです。

出題する側が『合格率を安定して低めにしたい』、『テキストを買わせたい』ような印象を受けるのは私だけでしょうか。

 

テキストは用意しなきゃダメです

怒って腕組をしている女の子
さて私一人の個人的経験から初級テキスト不要論の流れで進むと、方々から怒られますね。

最近の問題が難しくなったのも世の中でテキスト不要論が広まってきたからかもしれません。

「協会推薦のテキストを買わずに合格しようなんざ甘いんだよ!」ということでしょうか。

そこで、次はテキストはやっぱり大切でしょ!という立場で考えます。

私はテキストの内容がどんなものか知りたくなったので、試験の合格後でしたが初級テキストを購入しました。

テキストを読んだ感想も踏まえてどんな人に向いているか考察してみます。

さて、医療経営士初級テキストですが、ご存知の通り全8巻で構成されており、内容は以下の通りです。

医療経営士初級テキスト
  • 第1巻
    医療経営史
  • 第2巻
    日本の医療政策と地域医療システム
  • 第3巻
    日本の医療関連法規
  • 第4巻
    病院の仕組みと各種団体、学会の成り立ち
  • 第5巻
    診療科目の歴史と医療技術の進歩
  • 第6巻
    日本の医療関連サービス
  • 第7巻
    患者と医療サービス
  • 第8巻
    医療倫理/臨床倫理

医療経営のみならず、医療そのものの歴史にまで触れていますね。

医療経営史や診療科の歴史、生命・医療倫理などは医師であっても知らないことが多いでしょうから、そんなことまで幅広く知っている人には医療機関の経営者も頭が下がるかもしれません。

そしてそんなことまで教えてくれるテキストは素敵です。

真面目な話をするとして(上述も真面目ではありますが)、医療経営士テキスト全8巻でカバーされている内容は幅広く、それらを深くなり過ぎず、かつ簡潔にもなり過ぎずで解説してくれています

また随所に客観的データを用いた図・表などがあり、イメージがしやすくなっています。

私は医療機関勤務ですが医療制度などの知識は疎かったため、改めてテキストを読むことで理解、イメージが深まりました

医療経営士は、医療経営のみならず医師を含めた医療機関の関係者とのコミュニケーションを良好にすることも重要な役割と考えると、幅広く知識と気付きを教えてくれるテキストを通読することは大切なことだといえるでしょう。

またテキスト内の細っかいところが出題されたりするので、その部分を記憶していないと正答率が下がる恐れもあります。

しかし、しかしですよ。

試験対策としての効率性としてはやはり疑問です。

時間をかけて何度もテキストを読み細かいところまで頭に叩き込むことができる方は別ですが。。。

 

結局、テキストは必要なのか?

さて、医療経営士初級テキストは必要なのか?という問題に戻ります。

以下は私の個人的見解です。

テキストはもちろんあった方がいいです。

テキスト内からやたら難しい問題が出題されますしね。

ただし『買った。さらっと読んだ。』くらいになるならば、テキスト以外の勉強法をゴリゴリやった方が効率がいいです。

Q&Aと当サイト記事(まとめシリーズ以外も)を読みまくって問題集を解いた方が時間的・費用的効果はあると考えます。

ということで時間をかけてテキストを何回か読めそうな方については、アマゾンやらメルカリやらヤフオクやらで購入しましょう。

アマゾンであれば1冊ずつ購入できるので、まずは1冊買って読んでみて、他7冊も読めそうか試してみるのがよいのではないでしょうか。

とはいえ、このページを見ているあなたは、できれば買いたくないと思っているはずです。

だって値段が高いですからね。

ということでテキストを読み込む前に、まずはQ&Aや当サイト内記事をがっちりやってみてはいかがでしょうか。

ちなみに管理人は最新版の初級テキストを購入&全巻読破いたしました。

正直、頭にあまり残りませんでした。

ということで自分のためにも新版と前版との違いを中心にまとめた記事を作成しました↓

金のトロフィー
【新版考察】初級医療経営士テキスト:その壱

こちらのページへようこそ。     このページは、2018年7月に全巻が新版になった初級医療経営士テキストを読み込んだ管理人が、それ以前の版と比較して変更・追加になった点を中心に解 ...

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必要なケースを考える

私個人のスタンスとしては、医療経営士3級試験合格のみを目指す場合はテキストなくてもいいんじゃないかという結論なのですが、これはテキストが意味をなさないというわけではありません。

あくまで試験対策として時間・費用対効果を考えるとテキストを極めるのは容易ではないので、他の物で医療経営の基礎的要素の学びを補う手段もあるよということです。

そして医療経営を学ぶ理由には、ただ試験に合格するだけでなく、合格した結果どうするかが大切です。

合格することだけでなく、医療経営士として幅広い知識を得るために医療経営士初級テキストは必要な情報を提供してくれますので、試験にこだわらず医療経営士としてスキルアップを考える人には最適かもしれません。

試験1回目は不合格だった人や、やっぱりテキストないと不安という人、1-2万の出費は平気だよ~という人にもテキストはもってこいでしょう。

さらに医療経営士3級試験には協会主催の対策講座というものが存在しますが、受講費として15,000円ほど費用がかかりますのであしからず。

 

テキストが必要な人
  • やっぱり不安な人
  • 受験が2回目以降の人
  • テキスト出費が痛くない人
  • 直前対策講座を受ける人
  • 勉強は試験対策だけじゃないよって人

 

まとめ

何かと費用面で話題となることが多い医療経営士初級テキスト。

試験対策アイテムとしてはネガティブなことを言いましたが、時間・費用に余裕がある人にはもちろんおすすめですし、個人的にはテキストのフォルムが嫌いじゃないです。

管理人は男子でもあり、揃えていることが気持ちよかったりもします。

がしかし、試験は合格しないと切ないわけでして、最短で合格の道を進みたい方はテキストに足を踏み入れる前に、まずは「なるほど、なっとく医療経営Q&A50」や「問題集」を極めるのがよいのではないでしょうか。

テキスト5選
【おすすめ5選!】医療経営士試験の問題集&テキスト

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